2012年12月22日土曜日

映画 レッド・バロン

 レッド・バロンを観了。未だに感動の余韻が尾を引き摺り、熱い目頭が視界をにじませる。物語の舞台は第一次大戦下のドイツ。主人公はマンフレート・フォン・リヒトホーフェン、若き伝説のパイロットである。
 スポーツの延長線上で始まった彼の空軍人生が、人との出会いを通じながら、そして戦況の悪化に伴い、次第に変貌していく。そこには正義への問いかけ、愛への問いかけ、さらには戦争への問いかけがある。

 終始涙がやまなかった。言葉少なく目で語り合う、古き良き時代の素敵な男たちと女。それを見事に演出する渇いた刹那的な映像。そして心を締め付ける珠玉のメロディー。

 これ程素敵な映画を見たのは久しぶりである。心なしか、昨日より少し優しくなれるような気がする。

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