2013年8月20日火曜日

景品表示法違反、って(笑)

 昨日に続き、また触れてはいけない話題なのかもしれないけれど……

 とあるニュースを見て、妄想家の僕の想いはあらぬ方向に飛んでしまった。そのニューというのは、

 

消費者庁が秋田書店に措置命令 読者プレゼント水増しで


 である。簡単に言ってしまえば、当たりくじのない露店のくじだ。でも僕が驚いたのは、秋田書店の愚行ではない。こんな日常茶飯事なことが大きく取り上げられることに驚いたのだ。

 テレビ番組を見る度に、僕は愚痴をこぼす。

「いま若者に大人気の店――」

 ほんとかよ? 閑古鳥が鳴いていたのに……具体的な数値も出さず、「大人気」だとか「いま一番の」だとか、はなはだ呆れてしまうのだ。限られた電波の使用を許可されて公共に情報を発信する企業のする所行とは、とても思えない。まあ、放送の後は行列が出来て、それが嘘ではなくなってしまうのだろうけど――。しかし、これを景品表示法違反と言わずして、何を景品表示法違反と言うのか――

 テレビ画面に向かって悪態をつく僕に向かって、家族がため息をつく。
「もー、そんなことでいちいち目くじらを立てないでよ。いいじゃない、それくらい。だって、楽しいじゃない」

 楽しくなんかねーよ――と、声には出さずに言ってみる。――虚しい……

 とかく僕らは偏った情報に染まりがちである。まさか公共の電波で嘘を流すはずがない、そう思っているのかもしれない。でも現実は、前述したように、嘘だらけだ。幸いなことに、今はネットがある。玉石混合の妖しい世界ではあるけれど、情報は多いに越したことはない。重要なのは、その中から真実を探し出すスキルだ。

 と、日本一そのスキルに欠けたダメ男が叫んでみました

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