さて今日の話は、十市 社さんの作品、ゴースト≠ノイズ(リダクション) に関してです。じつは僕は、他の方々の作品の書評はしないことに決めています。理由は簡単、読書力が著しく欠けているからに他なりません。こんな僕に書評でもされよう日には、書評された人もとんだ迷惑なわけです。でも今日だけはその封印を解いて、それを敢行させていただきます。
この作品は僕が思うに、KDP界の中では少し異質な存在だったような気がします。他の方がどう思われたかはわかりませんが、僕は正直、嫉妬を覚えました。たしかに、個人出版にありがちな推敲不足による違和感を覚える表現も少しはありましたが(お前が言うな!)、でもそれ以上に、行間からにじみ出る才能がひしひしと伝わってくるのです。
小説を書かれている方ならきっとおわかりいただけると思いますが、文章を上手に書くことは凡人でも出来ます。ひたすら努力し続ければいいのです。毎日何千文字も書いていれば、たいていの人はきっと上手くなるでしょう。でも凡人は、どんなに頑張っても、しょせん凡人なのです。作品が読みやすくなるだけで、それ以上のことは望めません。
重要なのは感性であり、感受性だと、僕は勝手に思っています。表現する技術と、持って生まれた、あるいは成長する間に培った感性に感受性、それらが揃って初めて、人を感動させる小説が生まれる――
この小説に関しては、キンドルで云々とか、個人出版からメジャーへ、とかの謳い文句は、できればやめて欲しいと思います。純粋に、一人の天才が文壇にデビューした、そういうスタートを切って欲しいと願うばかりなのです。
姑息な修飾や宣伝文句の似合わない、極めて純な作者であり、作品だと僕は思います。
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