2014年9月12日金曜日

お酒のお話 -ウィスキーのような焼酎-

 僕の仕える会社がいまちょうど決算期で、ここのところとても忙しいのです。じいっとエクセルシートと睨めっこをして、気づくと波打つ大海の上で、ゆらーりゆらーりと船を漕いでいるわけです。ハッとして起きては、また、ゆらーりゆらーり。まったく仕事が進みません。(う、嘘ですよ、社長さん)

 さて今週もいろいろなことがありました。自分たちが恐喝している様子をビデオに撮って、それを意気揚々とSNSで公開して捕まっちゃった、不思議な人たち。
 エボラ出血熱はその勢いを増し、実際の感染者数は二万人を超えているという観測もあるようです。そして先日のアップルによるiPhone6の発表。僕はまったく欲しいとは思いませんが、きっと売れるんでしょうね。それと同時に発表されたアップルウォッチには、さすがに驚かされましたとも。脈拍計測器の付いた無骨でダサい時計が349ドル(゜Д゜) しかもiPhoneを持っていないと使えないとか、草葉の陰で、ジョブスさんも鼻くそをほじっているに違いありません。

 ということで、なにを書こうかと考えながらなにも思い浮かばないままにここまで来てしまいました。そうだ、困ったときは、あれだ! ということで、今日もお酒の話を。

 じつは昨夜、とある集まりがあって、懇意にしていた友人のやっている銀座の料理屋に行ってきたのです。そして宴もたけなわ、「ちょっとこれ飲んでみません?」といって、透明な液体の満たされたグラスを渡されたわけです。「何だよ?」と、すっかり酔っ払って世界征服でもしたような気分でそれを口にした僕は、思わず、

 なにこれ!

 と思わず目を丸くしてしまいました。透明なウィスキー? それも新種のモルトウィスキー? いいえ、それはじつは麦焼酎だったのです。たしかに言われてみれば麦焼酎のような気もしてきましたけれど、そこいらの麦焼酎とはまったく別ものです。例えて言うなら、みなさんの住んでいるボロアパートと、帝国ホテルのスウィートルームほどの違いもあるのです。
 ラベルには、「長期熟成麦焼酎 吾空(gokoo)」とあり、ご丁寧にオススメの飲み方まで書いてあります。「ストレート、オン・ザ・ロック、水割りが最適です」

 なにもわかっちゃいねえな

 モルトウィスキー、それもちょう癖のあるモルトウィスキー、そんな幻想を覚えさせるこの酒にあう飲み方は、ズバリ、ハーフロックです。グラスに氷を満たし、酒を半分注ぎ、最後に水を半分。かるーくかき混ぜて、はいお終い。

 酒好きのあなた、騙されたと思ってぜひ試してみてください。もちろん、自己責任。

 苦情はいっさい受け付けませんから!


 

 おさけのうんちくを楽しみたいなら……


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