その「ある仕掛け」というのは他でもなく遺伝子操作であり、巧妙に仕組まれたそれは、数千年後の現在に至って初めて起動するという恐ろしい代物です。その仕掛けは人類の細胞核DNAに施されており、それを回避する鍵は「ミトコンドリア」にあります。
奇しくも本作品に登場する人類救済の最終手段が、つい最近、英国で合法化されました。それは以下のものです。
「親3人」の体外受精技術が英国で合法化、来年にも実施へ
早ければ2016年の秋「3人の遺伝子を受け継いだ赤ちゃんが誕生」することに! 遺伝子疾患予防のための卵子核移植導入を認める法案が成立
詳細は記事を読んでいただくとして、簡単に言えば、「異常のあるミトコンドリアを、健康なそれに交換する」というものです。当然そこには倫理的な問題が存在し、これまでは公には施すことの出来ない手法だったのです。(記事にあるとおり、両親に加えてミトコンドリアの提供者が3人目の親になるのです)
興味を持たれた方はぜひ、以下より作品を入手して読んでみてください。遺伝子に興味のない方にも愉しめるよう、出来るだけわかりやすく解説したつもりです。キャンペーンは月曜日の夕方5時までです。よろしくお願いいたします。
追記) 「電子書籍の窓」さんに小生のインタビュー記事を掲載していただきました。
電子書籍の窓(書評あり)
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